特別就労支援センター ココカラ

茨城県指定障害福祉サービス事業所「特別就労支援センター ココカラ・ココカラnext」のブログです。

この活動にあたり

「障害」とは何でしょうか。

 私は「障害=できないこと」であり、「障害者=できないことが
ある人」だと考えています。

 それでは、いわゆる「健常者」はすべてができる人なのか?というとそうではありません。皆、できないことがたくさんある中で、助け合って、補い合いながら生きていることは明らかです。これは、人間に限らず、自然界の仕組みを調べると明らかなことです。植物、は虫類、ほ乳類など、すべての生命に「できること」と「できないこと」があります。

 私たちは皆、何らかの障害(できないこと)を持っています。つまり、私の定義の中では、みんな「障害者」です。それを「個性」と言う方もいます。私も障害は個性という考え方に賛成です。一人ひとりが違う資質を持って生まれてきていることはとても興味深いことだと思います。

 私は、一人ひとりが自分自身の障害や個性を知る事が何より大切だと考えます。自分の「できること」と「できないこと」を認識していれば、他の人に助けを求めたり、逆に他人を助けることもできるからです。そのためにも、集団の中での様々な経験を通じて、他人と自分の違いを感じること、自分の才能を思い出すことが大切なのではないでしょうか。

 ココカラでは、このような考え方に基づき、一つの働き方に特化した就労支援を行うのではなく、地域での連携を最大限に活かした様々な就労体験や実習を通じて、自分自身の個性(才能)を感じていただくことを大切にしています。

 人は必ず、誰かの役に立つために生まれてきていると信じています。ココカラの活動を通じて、障害を持っているすべての方が、はたらく喜び、生きる喜びを感じることのできる「輝ける場所」を見つけていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
 
 ぜひ、お気軽にお問い合わせください。ココカラスタッフ一同と共に、あなたの輝ける場所を探していきましょう!

                                  ココカラ代表 前川航太朗