新プログラム☆アナログゲーム始めました~
本日は6月から新プログラムに導入されてメンバーさんに大好評な
アナログゲームをご紹介します。
現在14種類のアナログゲームを取り揃えています。
毎週火・木の午前中に実施。
個人的にお薦めは「ごきぶりポーカー」
はじめのプレイヤーは、手札から人に押し付けたいカードを選んで、他の人に伏せて渡します。
そのとき「このカードはごきぶりです」などと言って、カードの名前を宣言します。
ただし、この宣言は、『本当』のことを言ってもいいし、『嘘』をついてもいいです。
たとえば、『カメムシ』カードを渡して「ゴキブリです!」と言ってもOKです。
カードを渡された人は、次の2つのどちらかを行います。
②他の人に回す
みごと見破ることができれば、渡した人のミスとなります。
間違えると、回答した人のミスとなります。
ハラハラドキドキな心理戦が繰り広げられます。普段人とのコミュニケーションが
苦手なメンバーさんも大きな声で一喜一憂を表現しています。
つい先日の週末には第一回「アナログゲーム大会」が開催されました。
当日はチームに分かれて勝負を競いました。
優勝したチームの皆さんには金メダルと豪華賞品が贈られました♪
㈱リメンバーに通所しているメンバーさんは、コミュニケーションスキルに乏しく、自分の気持ちを相手に伝えることも、他人の気持ちを想像することも不得手です。
さらに、感情のコントロールが難しく、見通しがつかなかったり、自分の思うとおりにならないと、不安や怒りを感じて時にトラブルに繋がるケースもあります。
しかし、アナログゲームを導入してからこれまで関わらなかったメンバーさん
同士のかかわりの中で、『基本的自尊感情』(「自分はこの世界に存在していてもいいんだ」という、自分の存在を根源から信頼する感情のこと)を築くきっかけに
なり、「心の安定」「認識能力の発達を促す」「周囲に関心を持つ」
という効果が出ていると感じます。
この自尊感情は身近な誰かと同じ体験を共有することによって、育まれるそうです。
今後もアナログゲームのプログラムを通して多くのメンバーさんの笑顔が増え
社会へ一歩踏み出すきっかけになってもらえたら嬉しいです。
以上、スタッフのヒロセでした。